今回は空き家の放置問題にスポットを当てて解説します。
空き家を放置するのは絶対にNGといわれていますが、なぜNGなのでしょうか?
その理由や、空き家放置にまつわる固定資産税の問題などについても解説しますので、空き家の扱いに困っている方はぜひ最後までご覧ください。
空き家を放置することがNGな理由とは?
空き家を放置することがNGとなるおもな理由としては、以下のようなものがあげられます。
●空き家をずっと閉め切ったままで放置するとカビの発生・木材の腐食などが進み、建物の傷みが早くなる。
●あまりに建物の傷みが進行すると自然倒壊のリスクさえ出てくる。
●建物の傷みが進行すればするほど災害に対しても弱い家となり、たとえば台風で瓦などが飛んで近隣の家に損害を与えた場合などは、損害賠償をしなければいけないなどのリスクも出てくる。
●草木が伸びっぱなしになる、不法投棄の場となってしまうなど、近隣の住人に迷惑をかけるリスクが高い。
●草木が伸びっぱなしの空き家は放火されるリスクも高まる。
空き家を放置することに関しては、ざっとあげただけでもこのようなNG理由がありますが、それだけではありません。
かつては「空き家でも家を建てたままにしておいたほうが、固定資産税が安くつく」という理由で放置している人も多かったのですが、これが今では状況が変わっているのです。
それを次に説明しましょう。
空き家の放置は固定資産税の節約にならない!行政からのNGが出る
「たとえ空き家でも、固定資産税には住宅が建っていることに対する減額措置が適用されるからこのまま放置しておくほうがいい」と考える人もいますが、その認識は古いかもしれません。
今は法改正がなされ、空き家の放置は行政からも事実上のNGが出される状態になっています。
どういうことかというと、2015年5月に施行された「空き家対策特別措置法」によって、倒壊などの危険性が高い空き家や、管理状態が悪すぎる空き家などの場合、「特定空家等」にみなされ、指導や勧告が言い渡されるようになったのです。
そしてこの指導や勧告を無視すると、住宅が建っていることによる固定資産税の減額措置が外されて固定資産税が大幅にアップしてしまいます。
それでもさらに放置すると罰金まで科せられることもありますので、今や「空き家を放置しておいて得なことはない」という状態なのです。
まとめ
空き家を放置したままにすることはさまざまなデメリットや危険性をともなうのでNGです。
かつては固定資産税節税という理由で空き家のまま放置するという考え方もありましたが、今やそれは通用しない状態になっています。
空き家を所有している人は、売却なり賃貸なり、更地にするなり、業者に適切な管理を依頼するなり、とにかく何らかの手を早急に打ちましょう。
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