不動産投資を始めたいけど、詐欺まがいの投資もあるという話を聞くと不安に感じる人もいるでしょう。
不安を解消してくれる仕組みの1つに、不動産投資のスキームがあります。
不動産投資のスキームとはどういうもので、どんな種類があるのかチェックしていきましょう。
不動産投資のスキームとは？注意点をチェック
スキームとは「目標達成に向けた具体的な方法や枠組み」というビジネス用語です。
不動産投資でのスキームとは、計画的に不動産投資する具体的な方法や枠組みを意味します。
不動産投資では多くの資金が必要で、投資をしたからといって必ず収益がアップするわけではありません。
リスクがある投資だからこそ、色々なスキームがあることを知っておくといいでしょう。
ある程度、他の人が利益を出している方法だからこそスキーム化されているのです。
ただ、スキームの中には悪質なものもあります。
そのためスキームに対する理解を深め、わからないものは積極的に第三者や投資のプロに相談することが大切です。
不動産投資の知識を身につけて、簡単な不動産投資の用語は理解しておくといいでしょう。
不動産投資のスキームの種類と仕組み！個人でも始められるスキームとは？
不動産投資のスキームで有名なものには、GK-TKスキーム・REITスキーム・TMKスキームがあります。
GK-TKスキームとは、合同会社と匿名組合を組み合わせた投資スキームです。
GK-TKスキームの投資家は、匿名組合(TK)を通して出資をします。
そして、GK(合同会社)の収益から得られる配当をTK出資の持ち分に応じて受け取る仕組みです。
金融庁の許可が必要ないので、簡単に不動産投資で資金を募れるメリットがあります。
また、管理コストが低いのも利点で利用する人が多いようです。
REITスキームとは、不動産投資信託と呼ばれている仕組みです。
投資家から集めた資金をもとに不動産への投資を行い、得られる利益を投資家に配当します。
収益性の高い不動産の長期的な運用に適したスキームで、不動産形成・再生事業として活用されることも。
個人を対象とした投資スキームで、少額から不動産投資ができると好評です。
TMKスキームとは、特定目的会社が複数の投資家から募った資金で不動産投資をして、その利益を分配する仕組みです。
特定目的会社を設立するためには、金融庁への届出が必要になります。
TMKスキームは税法上の優遇措置を受けることができますが、管理コストがかかるデメリットがあります。
そのため、利用されることは少なくなっているようです。
まとめ
不動産投資のスキームを紹介しましたが、紹介したのは主に利用されているスキームです。
新しいスキームはどんどん作られていて、個人でも気軽に不動産投資ができるようになりました。
気軽に始められることから、詐欺目的でスキームが作られることもあります。
トラブルに巻き込まれないためにも不動産投資の知識を身につけ、第三者にアドバイスをもらいながら投資方法を決めていきましょう。
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