不動産市場において「駅近物件」は人気ですが、駅近物件を購入することにはメリットだけでなく注意点やデメリットもあります。
今回はそんな「駅近物件」について見ていきましょう。
不動産購入において駅近物件を選ぶことのメリットとは？
ではまず、不動産購入において駅近物件を選ぶことのメリットから挙げていきましょう。
おもなメリットは以下のとおりです。
●駅まですぐ行けるのでアクセス面での利便性が高く、通勤通学が楽
●「駅周辺には商業施設や飲食店が多い」という傾向があるなど、生活環境を充実させてくれる要素も多い
●駅周辺が賑わっているからこそ夜間でも明るく、「暗い夜道」を歩くリスクを激減できるうえに、歩く距離自体も短いのでさらに安心感が高い
●駅近物件は人気が高いので、将来の売却の際にも有利になりやすい
こうして見ると駅近物件はメリットだらけ、と思えますが、残念ながらそうではありません。
注意点やデメリットもしっかりありますので、次はそれを挙げていきましょう。
不動産購入において駅近物件を選ぶことの注意点やデメリットとは？
不動産購入において駅近物件を選ぶことによるおもな注意点およびデメリットは、以下のとおりです。
●物件価格が高いので購入の際の資金調達に苦労する
●駅周辺はよく言えば「賑やか」だが、悪く言えば「うるさい」状態にもなりやすく、外の騒音が気になるというケースは少なくない
●「家だけでなく商業施設・ビルなどが密集しており、日当たりや眺望が悪い状態になっている」という物件も多い
●駅前再開発などが理由で、入居後に周辺環境が激変するリスクは駅から遠い物件よりも高い
●夜も明るいのはいいことだが、特に賑やかな繁華街など一部のエリアでは治安面の心配もある
●駅に特に近い物件の場合、不特定多数の人が駅利用で出入りする点も心配
●線路に近い物件は電車の音だけでなく振動も気になるリスクがある
こうして見ると、駅近物件は人気が高いものの、注意すべき多くの注意点やデメリットもあることがわかります。
特に注意したいのは騒音や日当たりなど、生活環境の快適性に直結する要素です。
一度購入すれば長く住み続ける家だからこそ、生活環境の快適性を考えることは非常に重要。
後悔するリスクを少しでも減らすために、気になる物件の近隣エリアの状況を、時間や曜日を変えて何度かチェックしておくことを強くおすすめします。
まとめ
不動産市場において駅近物件は高い人気がありますが、駅近物件はメリットだけでなく注意点やデメリットも数多くあります。
少しでもデメリットのリスクを下げられるよう、現場に何度か足を運ぶなどして、後悔のない不動産購入の実現を目指しましょう。
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